はじめに

後期のPentium 4に搭載されているHTT (Hyper-Threading-Technology) は、ひとつのCPUコアで同時に二つのスレッドを走らせることが出来るテクノロジで、複数のスレッドに対応したアプリケーションのパフォーマンスを大幅に引き上げることができます。

FreeBSDでは、デフォルトの状態では、このHTTが利用できない状態になっています。
このページでは、このHTTのFreeBSDで利用する方法について説明します。

kernelの再構築

FreeBSDでHTTを利用するには、kernelをSMPに対応させる必要があります。
kernelコンフィグファイルに、以下の記述を追加して再構築します。

kernelコンフィグファイルへの追記
options         SMP
device          apic

kernelの再構築後、システムを再起動してください。

HTTを利用するための設定

HTTを有効にするには、「/boot/loader.conf」に以下の記述を追記して、システムを再起動させてください。

「/boot/loader.conf」への追記
machdep.hyperthreading_allowed=1

尚、HTTには「FreeBSD-SA-05:09.htt」で報告されている設計上の脆弱性があります。

任意のユーザがプログラムを走らせることが出来るような環境では、この脆弱性により秘密鍵等の秘匿性の高い情報が盗まれてしまう可能性がありますので、そういった場合にはHyper-Threadingを有効にしない(上記記述を「/boot/loader.conf」に追記しない)ことをお勧めします。


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