USBメモリからFreeBSDをインストールする

対象プラットフォーム: FreeBSD 7.x / FreeBSD 6.x

はじめに

モバイルノートやネットブックなどの小型PCでは、FDDやCD-ROMなど、FreeBSDのインストールに必要な装置を備えていない場合があります。
こういった場合でも、そのPCにUSBメモリからブートする機能があれば、USBメモリ経由でFreeBSDをインストールすることが可能です。

このページでは、USBメモリからFreeBSDをインストールする方法について説明します。

インストール可能なハードウェア

まずはじめに、USBメモリからFreeBSDをインストールするには、インストール先のPC(マザーボード)が、USBブートに対応している必要があります。

自分のPCがUSBブートに対応しているかどうかは、各自のPCのマニュアルをご確認ください。

USBメモリの設定

まずはじめに、1GB以上の容量のUSBメモリを用意してください。
FreeBSDのISOイメージのサイズは700MB弱ですので、1GB程度の容量のUSBメモリが必要です。

また、これから説明する手順を実行すると、USBメモリの中身は完全に初期化されますので、USBメモリの中に必要なデータが存在する場合には、必ずデータをバックアップしてから作業を始めてください。

USBメモリのフォーマット

最初に、USBメモリをフォーマットします。

以下では、USBメモリが既にPCのUSBコネクタに挿してあり、「da0」として認識されていることを前提に説明しています。
SCSIコントローラおよびRAIDコントローラがシステムに取り付けられている場合、それらに接続されたハードディスクが「da0」として認識される場合がありますので、これらのディスクを間違えてフォーマットしないよう、十分に注意してください。
(da0に割り当てられたデバイスが何かを確認するには、「dmesg」を利用してください。)

USBメモリのフォーマット
$ dd if=/dev/zero of=/dev/da0 bs=512
$ fdisk -v -BI da0
$ bsdlabel -w -B da0s1
$ newfs /dev/da0s1a

最初の「dd if=/dev/zero of=/dev/da0 bs=512」では、USBメモリ全体にゼロを書き込んで初期化します。
次の「fdisk -v -BI da0」では、FreeBSD用のスライスを作成し、その次の「bsdlabel -w -B da0s1」では、先ほど作成したスライス上にパーティション「da0s1」を作成します。
最後の「newfs /dev/da0s1a」は、作成したパーティション上にファイルシステムを作成しています。

FreeBSDのISOイメージのダウンロードと展開

上記までの手順で、USBメモリは初期化されましたので、続いてこのUSBメモリにFreeBSDをインストールするのに必要なファイルをコピーします。

インストールに必要なファイルはOSのISOイメージに含まれていますので、FreeBSDのFTPサイトから、インストールしたいバージョンのFreeBSDのISOイメージをダウンロードし、mdconfigおよびmountを利用して「/cdrom」マウントしておきます。
詳しくは、「ISOイメージをマウントする」をご参照ください。

ISOイメージのマウントが完了したら、USBメモリもマウントを行い、以下のようにしてISOイメージから必要なファイルをコピーします。

インストールに必要なファイルのコピー
$ mkdir /usbmem
$ mount /dev/da0s1a /usbmem
$ cp -pR /cdrom/* /usbmem
$ umount /usbmem

上記の手順が完了したら、ISOイメージも忘れずにアンマウントしてください。

PCのBIOS設定による起動デバイスの変更

上記の設定が完了したら、PCのBIOS設定画面に入り、起動デバイスをUSBメモリに設定してください。

設定が完了したら、USBメモリをUSBコネクタに挿した状態でシステムを再起動させてください。
うまくいけば、USBメモリからシステムが起動し、FreeBSDのインストールが開始されます。

稀にうまくブートしなかったり、FreeBSDのブートシーケンスの途中でハングアップする場合があります。
その際には、一回PCの電源を完全に落としてから、再度コールドブートさせるとうまくいくようですので、お試しください。


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