はじめに

このページでは、FATおよびNTFSのボリュームをマウントする方法を説明します。

kernelの再構築

FATおよびNTFSをマウントするには、kernelがこれらのファイルシステムをサポートしている必要があります。
GENERICカーネルにはこれらの機能があらかじめ組み込まれていますが、独自にカーネルを構築して利用する場合にはkernelコンフィグファイルに以下の記述を追加し、kernelを再構築してください。

kernelコンフィグファイルへの追記
options         MSDOSFS
options         NTFS

FATのボリュームをマウントする

FATのボリュームをマウントするには、以下のようにします。
(FAT12/16/32のいずれの場合でも、同じ方法でマウントが可能です。)

FATボリュームのマウント
$ mount -t msdos /dev/ad1s1 /mnt/drive_c

上記ではマウントポイント「/mnt/drive_c」に「/dev/ad1s1」(Primary Slaveの1番目のボリューム)をマウントします。マウントする際には予めマウントポイントに対応したディレクトリを作成しておく必要があります。

マウントしたボリュームに対しては、「cp」「del」等の一般的なコマンドを利用することができます。

NTFSのボリュームをマウントする

NTFSのボリュームをマウントするには、以下のようにします。

NTFSボリュームのマウント
$ mount -t ntfs /dev/ad1s1 /mnt/drive_c

上記ではマウントポイント「/mnt/dos」に「/dev/ad1s1」(Primary Slaveの1番目のボリューム)をマウントします。マウントする際には予めマウントポイントに対応したディレクトリを作成しておく必要があります。
マウントしたボリュームに対しては、「cp」等の一般的なコマンドを利用することができますが、NTFSのボリュームではFATのボリュームと違い、読み取り専用になりますのでご注意ください。

マウントしたボリュームをアンマウントする

ファイルシステムをアンマウントするには、「umount」を利用します。
アンマウントする際には、マウントされているボリュームのファイルシステムを意識する必要はありません。

マウントしたボリュームのアンマウント
$ umount /mnt/drive_c

起動時にボリュームが自動的にマウントされるようにする

システムの起動時にボリュームを自動的にマウントするには、「/etc/fstab」を編集します。

FATボリュームをマウントする場合
/dev/ad1s1   /mnt/drive_c   msdos    rw   2   2

NTFSボリュームをマウントする場合
/dev/ad1s1   /mnt/drive_c   ntfs    ro   2   2

それぞれの第4パラメータは、マウントするファイルシステムをアクセスモードで、「rw」は読み込みと書き込みの両方が可能、「ro」は読み込みのみ可能の意味です。


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