FreeBSD等のUNIXなOSでは、NFS (Network File System) というネットワーク経由でファイルシステムにアクセスする機能が用意されています。
このページでは、このNFSのクライアント側(NFSをマウントする側)の設定方法について説明します。
NFSのサーバ側(NFSを提供する側)の設定については、「NFSサーバを構築する (nfsd)」を参照してください。
NFSを利用するには、kernelコンフィグファイルに、以下の記述を追加してkernelの再構築を行います。
options NFSCLIENT options NFSSERVER options NFS_ROOT
kernelの再構築後、システムを再起動させてください。
最後に、システムの起動時にnfsdが自動的に起動するよう、「/etc/rc.conf」に下記の記述を追記します。
nfs_client_enable="YES" nfs_client_flags="-n 4"
この設定により、システム再起動時にnfsdが自動的に起動するようになります。
上記までの作業で、NFSクライアントに関する一通りの設定が完了しましたので、実際にNFSのボリュームをマウントしてします。
$ mount -t nfs 192.168.16.1:/home/nfs_server_dir /home/nfs_client_dir
上記の例ではIPアドレスが「192.168.16.1」のマシンの「/home/nfs_server_dir」を、クライアント側の「/home/nfs_client_dir」にマウントします。
予めクライアント側に「/home/nfs_client_dir」のディレクトリが切られていないとマウントに失敗しますので、ご注意ください。
次に、クライアント側のシステムが起動した際に、NFSボリュームを自動的にマウントする方法について説明します。
クライアント側でシステム起動時にNFSボリュームを自動的にマウントするには、「/etc/fstab」に以下の行を追加します。
192.168.16.1:/home/nfs_server_dir /home/nfs_client_dir nfs rw 0 0
上記の例では、手動でのマウントの例と同じく、IPアドレスが「192.168.16.1」のマシンの「/home/nfs_server_dir」を、クライアント側の「/home/nfs_client_dir」にマウントします。
こちらについても、予めクライアント側に「/home/nfs_client_dir」のディレクトリが切られていないとマウントに失敗しますので、ご注意ください。
・頂いたメッセージは管理者のチェックの後、公開されます。
・メッセージの公開を希望されない場合には、「このメッセージを非公開にする」にチェックを入れてください。
・管理者が不適切と判断したメッセージは公開しませんので、予めご了承ください。
まだ評価がありません |
表示できるメッセージはありません。