はじめに

このページでは、FreeBSDがインストールされたコンピュータをNTPサーバとして動作させる方法について説明します。

「ntp.conf」の設定

コンピュータをNTPサーバとして動作させるためのソフト「ntp」は、FreeBSDのシステムでは標準でインストールされています。

まずは、この「ntp」を動作させるための設定ファイル「ntp.conf」を下記の通り編集します。

「/etc/ntp.conf」の編集
server 210.173.160.27   # ntp1.jst.mfeed.ad.jp
server 210.173.160.57   # ntp2.jst.mfeed.ad.jp
server 210.173.160.87   # ntp3.jst.mfeed.ad.jp

設定ファイル内では、「server」以下に上位のNTPサーバを指定します。

「ntp1.jst.mfeed.ad.jp」のようなサーバ名も指定できますが、DNSの正引きのオーバーヘッドをなくすため、IPアドレスで指定したほうがより正確な時間を取得することができます。

「rc.conf」の設定

次に、「ntp」がシステム起動時に自動的に起動されるよう、「rc.conf」に以下の記述を追記します。

「/etc/rc.conf」への追記
ntpd_enable="YES"

設定が完了したら、システムを再起動してください。

「ntp」の動作確認

「ntp」が動作しているかを確認するには、「ntpq」を利用します。

ntpの動作確認
$ ntpq -p

     remote           refid      st t when poll reach   delay   offset  jitter
==============================================================================
+ntp1.jst.mfeed. 210.173.160.56   2 u  196 1024  377   10.394    0.439   0.130
+ntp2.jst.mfeed. 210.173.176.251  2 u  205 1024  377   10.142    0.587   0.811
*ntp3.jst.mfeed. 210.173.160.56   2 u  122 1024  377    9.719    0.599   2.245

システムの時計のずれにより、正確な時間に同期するまである程度(〜30分程度)の時間を要します。
完全に同期すると、「ntpq -p」の実行結果が上記のようになります。

NTPクライアント側の設定

NTPクライアントの設定は、OSにより設定方法が違います。

FreeBSDでの設定方法については、「正確な時間を取得する (ntpdate)」を、Windows 2000での設定方法については、「NTPで時計合わせを行う」を参照してください。


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