はじめに

このページは私が公開しているbktrパッチの作成方法の備忘録です。

オリジナルのソースコードのコピー

パッチを作成するには「diff」を利用します。
「diff」は、ファイルのタイムスタンプも厳密に比較するため、「cp -p」で元ファイルをタイムスタンプを変更せずにコピーします。

オリジナルのソースコードのコピー
$ cd /usr/src
$ mkdir ./sys_modified
$ cp -p ./sys/dev/bktr/* ./sys_modified

修正ファイルの上書き

修正したファイルを「sys_modified」フォルダに上書きコピーします。

変更されたソースコードの上書き
$ cd /usr/src
$ cp -p /差分ファイルが置かれているパス/* ./sys_modified

パッチファイルの作成

「diff」を利用してパッチファイルを作成します。

パッチファイルの作成
$ cd /usr/src
$ diff -crN ./sys/dev/bktr ./sys_modified > bktr_bctv+alpha_XXX.patch

パッチが適用できるかチェック

作成したパッチが正しく適用できるかどうかチェックします。
「./sys_modified」が残っていると、正しくパッチが適用されないので、予め削除しておきます。

パッチファイルの確認
$ cd /usr/src
$ rm -R ./sys_modified
$ patch < ./bktr_bctv+alpha_XXX.patch


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