FreeBSDでportsからインストールしたFirefoxには、Flash Playerを含むプラグイン等は一切インストールされていません。
このため、標準のFirefoxでは、Flashコンテンツを閲覧できない状態になっています。
Flash Playerについては、WindowsやLinuxでは、Adobeのホームページからバイナリをダウンロードしてすぐに利用できるようになっていますが、悲しいかなFreeBSD向けのバイナリは提供されていないため、FreeBSD上のFirefoxでFlashを再生するには、ちょっとした設定が必要になります。
このページでは、FreeBSD上のFirefoxでFlashが表示できるよう、Flashのプラグインをインストールする方法について説明します。
FreeBSD上のFirefoxでFlashのプラグインを利用するには、kernelで提供しているLinuxエミュレータの機能が必要です。
kernelコンフィグファイルに、以下の記述を追加してkernelの再構築を行います。
options COMPAT_LINUX
Linuxエミュレータの機能は、Flashプラグインのmake時にも必要になりますので、kernelの再構築が完了したら一旦システムを再起動させてください。
FreeBSDでは、Firefox用のFlashプラグインもportsとして用意されており、インストールはportsを利用して行います。
portsの取得および展開方法については、「最新のportsを取得して展開する」を参照してください。
portsの展開が完了した後、下記手順でFirefoxをmakeし、インストールします。
$ cd /usr/ports/www/linux-flashplugin $ make config-recursive $ make install clean
続いて、同じくportsからFlashプラグインのラッパである「nspluginwrapper」をインストールします。
$ cd /usr/ports/www/nspluginwrapper $ make config-recursive $ make install clean
Flashプラグインおよびnspluginwrapperのインストールが完了したら、nspluginwrapperを利用してFlashプラグインをインストールします。
シェルから以下のように入力してください。
$ nspluginwrapper -v -a -i
上記のようにすると、Linux用に構築されたプラグインを自動的に検出・インストールされます。
上記のインストールが完了したらFirefoxを起動し、アドレスバーに「about:plugins」と入力してみてください。
表示されるプラグイン一覧にswfに関する記述が表示されたらインストールは成功です。
FreeBSD committerの後藤大地さんの連載です。
・nspluginwrapperの使い方の記述を、ファイルを指定する方法から、構築済みプラグインを自動検出してインストールする方法に変更。
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