はじめに

このページでは、FreeBSD 5.x以降の環境において、ISOイメージをマウントする方法を説明します。

kernelの再構築

FreeBSD 5.x以降の環境において、ISOイメージをマウントするには、メモリディスク機能を提供する「md」を利用します。
kernelコンフィグファイルに、以下の記述を追加してkernelの再構築を行います。

kernelコンフィグファイルへの追記
device    md

kernelの再構築後、システムを再起動させてください。

ISOイメージをマウントする

「md」がサポートされた環境にてISOイメージをマウントするには、以下のようにします。

ISOイメージのマウント
$ mdconfig -a -t vnode -f image.iso -u 0
$ mount -t cd9660 -o ro /dev/md0 /mount_point

「mdconfig」はメモリディスクを作成/削除するためのユーティリティです。
上記の例では、「image.iso」ファイルを「/dev/md0」デバイスとして仮想ディスク化しています。

次の行の「mount」にて、マウントポイント「/mount_point」に擬似ディスクデバイス「/dev/md0」を読み込みのみ可の設定でマウントしています。

ISOイメージをアンマウントする

先ほどマウントしたISOイメージをアンマウントするには、以下のようにします。

ISOイメージのアンマウント
$ umount /mount_point
$ mdconfig -d -u 0

まず「umount」にてマウントしたボリュームをアンマウントし、次に「mdconfig -d」にて擬似ディスクデバイス化したISOイメージを元に戻しています。
「-u 0」は、「md」で確保された0番目のデバイス(この場合「/dev/md0」)を削除する指定です。


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