このページでは、データベース管理システム「MySQL」のバージョン5.1.xをFreeBSD上で構築、利用する方法について説明します。
mysql51はデフォルトでシステムにインストールされていませんので、別途システムにインストールする必要があります。
インストールはportsを利用して行います。
portsの取得および展開方法については、「最新のportsを取得して展開する」を参照してください。
portsの展開が完了した後、下記手順でmysql51をmakeし、インストールします。
$ cd /usr/ports/databases/mysql51-client $ make config-recursive $ make 'WITH_XCHARSET=ujis,sjis' install clean $ cd /usr/ports/databases/mysql51-server $ make config-recursive $ make 'WITH_XCHARSET=ujis,sjis' install clean
「'WITH_XCHARSET=ujis,sjis'」の指定は、MySQLでEUCとShiftJISを利用するための指定です。
この指定をせずに構築したportsでは、EUCとShiftJISを扱えませんので、これらの文字コードを利用する場合にはこのパラメータを指定してmakeしてください。
上記の指定をmysql51-serverとmysql51-clientの双方に正しく適用するには、必ずmysql51-clientから先に構築してください。
mysql51-serverを先に構築すると、mysql51-clientがdependancyとしてインストールされてしまうため、上記指定が正しく反映されないことがあります。
最後に、システムの起動時にmysql51が自動的に起動するよう、「/etc/rc.conf」に下記の記述を追記します。
mysql_enable="YES"
この設定により、システム再起動時にmysql51が自動的に起動するようになります。
その際、DBが存在しない場合は、DBが自動的に作成されます。
尚、mysql51をjail環境で動作させる場合には、上記の設定の他に、以下の記述を追加してください。
mysql_args="--bind-address=192.168.16.16"
「192.168.16.16」の部分には、jail環境に割り当てられたIPアドレスを指定してください。
上記の手順でportsからmysql51を導入した場合、MySQLの設定ファイルのサンプルは「/usr/local/share/mysql」に、デフォルトのDBとログファイル一式は「/var/db/mysql」に格納されます。
加えて、MySQLの設定ファイル本体である「my.cnf」は、「/usr/local/etc」に存在するものが最初に参照されますので、ご注意ください。
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