FreeBSD等のUNIXなOSでは、NFS (Network File System) というネットワーク経由でファイルシステムにアクセスする機能が用意されています。
このページでは、このNFSのサーバ側(NFSを提供する側)の設定方法について説明します。
NFSのクライアント側(NFSをマウントする側)の設定については、「NFSクライアントを構築する (nfsd)」を参照してください。
NFSを利用するには、kernelコンフィグファイルに、以下の記述を追加してkernelの再構築を行います。
options NFSCLIENT options NFSSERVER options NFS_ROOT
kernelの再構築後、システムを再起動させてください。
次に、NFSマウントを許可するマシンの設定を行います。
設定は「/etc/exports」ファイル内に記述します。
/pxeroot -network 192.168.16.0 -mask 255.255.255.0
上記の例では、192.168.16.0/24のクライアントに対し、「/pxeroot」ディレクトリのNFSマウントを許可します。
その他の詳細な設定方法については、「man exports」でご確認ください。
最後に、システムの起動時にnfsdが自動的に起動するよう、「/etc/rc.conf」に下記の記述を追記します。
nfs_server_enable="YES" nfs_server_flags="-u -t -n 4" mountd_enable="YES" mountd_flags="-r" rpcbind_enable="YES"
この設定により、システム再起動時にnfsdが自動的に起動するようになります。
再起動後、rpcbindの起動により、標準エラー出力に下記のようなエラーが表示されることがあります。
rpcbind: cannot get information for udp6 rpcbind: cannot get information for tcp6
その際には、「/etc/netconfig」にて、「udp6」および「tcp6」のエントリをコメントアウトしてください。
・FreeBSD 10.3-RELEASEでの動作確認を元に記事を一部修正。
・FreeBSD 8.4-RELEASEでの動作確認を元に記事を一部修正。
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