自宅サーバを立てて動かしていると、よほどのことが無い限り、稼働時間の大部分は処理を行なっていないアイドル状態になります。
IntelのCPUでは、Pentium MあたりのCPUから、負荷によってCPUの動作周波数が動的に変わる仕組みが搭載されており、この仕組みを利用することにより、サーバの処理がアイドルなときにCPUの動作周波数を下げ、消費電力を抑えることができます。
FreeBSDでは、powerdを利用することにより、この仕組みを利用できます。
このページでは、powerdの導入方法について説明します。
まず、現在のCPUの動作周波数の把握から。
以下のコマンドで現在の周波数を確認します。
sysctl dev.cpu.0.freq
利用している環境がFreeBSD 10.2以降の場合、上記コメントを入力しても何も表示されないことがあります。
その際には、以下の記述を「/boot/loader.conf」に追記し再起動させると、表示されるようになります。
hint.acpi_throttle.0.disabled="0" hint.p4tcc.0.disabled="0"
次に、powerdを有効にするために、「/etc/rc.conf」に以下の記述を追記します。
powerd_enable="YES"
設定が完了したら、システムを再起動させます。
再度、以下のコマンドで現在の周波数を確認します。
sysctl dev.cpu.0.freq
負荷が低い時には周波数が下がっているはずです。
我が家のサーバマシンであるEPSONのNP11は、CPUにATOM 230を搭載していますが、負荷に応じて200MHz刻みの199/399/599/799/999/1199/1399/1599に変わるようです。
・loader.confの場所を間違って記述していたのを修正。
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