FreeBSD 4.xでソフトウェアストライピングボリュームを構築するには「vinum」を利用します。
kernelコンフィグファイルに、以下の記述を追加して再構築を行います。
device vinum
また、次回以降の起動時に自動的に「vinum」が有効になるよう、以下の記述を「/etc/rc.conf」に追加します。
start_vinum="YES"
さらに、ストライピング化するボリュームが、起動時にマウントされないよう、「/etc/fstab」を編集します。
設定が完了したら、システムを再起動させてください。
「vinum」はデフォルトの状態ではデバッグモードでビルドされているため、Makefileからデバッグオプション「-DVINUMDEBUG」を削除して再構築します。
$ cd /usr/src/sbin/vinum $ vi Makefile # $FreeBSD: src/sbin/vinum/Makefile,v 1.12.2.2 2001/08/01 09:13:24 obrien Exp $ MAINTAINER = grog@FreeBSD.org PROG= vinum SRCS= v.c list.c vinumparser.c vinumutil.c vext.h commands.c MAN= vinum.8 CFLAGS+= -I${.CURDIR}/../../sys -Wall -DVINUMDEBUG ← ここの「-DVINUMDEBUG」を削除 DPADD= ${LIBUTIL} ${LIBREADLINE} ${LIBTERMCAP} LDADD= -lreadline -ltermcap -ldevstat .PATH: ${.CURDIR}/../../sys/dev/vinum .include <bsd.prog.mk> $ make clean all install
「disklabel」コマンドを利用し、ストライピング化するボリュームの用途を「4.2BSD」から「vinum」に変更します。
$ disklabel -e /dev/ad4s1e $ disklabel -e /dev/ad6s1e
「dev/ad4s1e」および「/dev/ad6se1e」はストライピングに利用するボリュームなので、利用する環境によって適宜変更してください。
「vinum」の対話モードのプロンプトから「create」を実行します。
$ vinum vinum -> create
標準のエディタが立ち上がりますので、以下の通り入力します。
drive d0 device /dev/ad4s1e drive d1 device /dev/ad6s1e volume stripe plex org striped 200k subdisk length 0 drive d0 subdisk length 0 drive d1
保存して終了すると、設定情報を反映されますので、完了後「quit」で対話モードから抜けてください。
作成したストライピングボリュームを「newfs」でフォーマットします。
$ newfs -v /dev/vinum/stripe
作成したストライピングボリュームを「mount」でマウントします。
$ mount /dev/vinum/stripe /work
「/etc/fstab」を編集することにより、作成したストライピングボリュームを起動時に自動的にマウントすることが可能です。
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