家にある古いWindows XP SP3マシンでPCSX2 1.4.0使おうと試みたのですが、すでにPCSX2がWindows XPを想定して作られていないようで、動作させるまでにいろいろと苦労しました。
備忘の意味も込めて、Windows XPマシンでPCSX2を使う為の手順をまとめました。
Windows XPでPCSX2 1.4.0を動かすには、以下のものが必要です。
適宜ダウンロードしてください。
・PCSX2 1.4.0 Standalone Installer
PCSX2 1.4.0の本体です。
動作に必要な「Visual C++ Redistributable for Visual Studio 2015」が同梱されているので、単品版ではなくこちらをインストールしたほうが楽です。
・Visual C++ Redistributable Packages for Visual Studio 2013
後述のWindows XP用のSPU2-X.dllを認識させるために必要です。
これがないと、PCSX2 1.4.0を起動した際に、Windows XP版のSPU2-Xがリストに出て来ません。
上記は英語のページですが、パッケージ自体はマルチ言語版ですので、日本語のページからダウンロードしたものと同じです。
PCSX2 1.4.0に同梱されているSPU2-XプラグインはWindows XPに対応していません。
このため、Windows XPに対応しているこのプラグインを別途ダウンロードして解凍し、pluginsディレクトリに「spu2-x.dll」とリネームして格納します。
・DirectX End-User Runtimes (June 2010)
初期設定の際にGSdxが要求します。
PCSX2の起動前に先にダウンロードしてインストールしておくとよいです。
PCSX2の動作には上記の他にBIOSファイルが必要です。
こちらは自力で入手してください。(私にご依頼頂いてもお役に立てません…)
参考までに、当方の環境は以下の通りです。
OS : Windows XP SP3
CPU : Core 2 Quad Q9650(3.0GHz,4コア)
メモリ : 4GB(3.25GBまで認識)
GPU : GeForce 9800 GTX(512MB)
PCSX2の設定はほぼいじらないでOKです。
デフォルトの設定からいじったところは、「エミュレーション設定」→「スピードハック」→ 「MTVU(マルチスレッド microVU1)」にチェックを入れただけです。(これはCPUが4コアな為で、Core 2 Duoなどの2コアのCPUではチェックを入れないほうがよいです。)
なお、Windows XPはDirectX 9.0までしか対応していませんが、PCSX2 1.4.0とDirectX 9.0の組み合わせでは、「ドラゴンクエスト8」で一部のスプライトが黒塗りのままに表示されるなどの不具合が起こるので、実用的ではないかもしれません。
(Windows7+DirectX 10.0の組み合わせでは問題は発生しませんでした。)
以上、ご参考まで。
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