はじめに

先日(2016/07中旬)、秋葉原を巡回していると、PCNET秋葉原ジャンク通り店でMZK-MR150という小型の無線LANルータが中古で売られていました。
MZK-MR150にはUSB端子がついていて、3G端末を接続してインターネット接続ができるようです。
L-03DというUSBスティック型のLTE端末を持っているので、これと組み合わせれば廉価に据え置きのモバイルルータを作れそう。

ということで、迷わず購入、今回はこのハードウェアをハックしてみたいと思います。

本体の概要

MZK-MR150の本体にはLAN、WAN端子(RJ-45)がそれぞれ1つずつ、あと電源供給用のminiUSB端子があります。
あとはWPSボタン、リセットスイッチ、無線LANのセキュリティを設定するスライドスイッチがひとつ。
電源は5V 1Aが必要とされていますが、USB-miniUSBケーブルでノートPC(ThinkPad X60)から普通に給電可能でした。

前のオーナさんの設定値とかが残っていると嫌なので、リセットボタンを押して初期化してから設定します。
リセット後に本体に割り当てられるIPアドレスは「192.168.111.1」で、ブラウザから「http://192.168.111.1」にアクセスしてWebインターフェースから設定します。
ログインIDとパスワードは「admin」「password」のようです。(このあたりはダウンロード可能なマニュアルに書いてありました。)

3G端末を使ったWANの設定

3G端末を使ったWAN接続は、「IP設定」「WAN」で遷移する「WANの設定」の画面で設定します。
3G接続で利用するキャリアの設定はいくつかプリセットされていますが、MVNOの設定はありません。
MVNOのSIM(を挿したUSBスティック型の端末)で使う際には、APNなどを自分で設定する必要があります。

参考までに、IIJmioで使えるようにするには、以下の通り設定すればよいです。

WAN接続タイプ 3G通信端末
キャリア ーー なし ーー
APN(アクセスポイント名) iijmio.jp
ユーザ名 mio@iij
パスワード iij

上記以外の箇所を変更する必要はありませんでした。
設定後、L-03Dのインジケーターが青色になり無事にインターネット接続ができるようになりました。

無線LAN側の設定や、有線LANの設定は他の無線LANルータとほぼ一緒なので割愛です。

まとめ

モバイルルータが安く入手できる現在では、MZK-MR150のありがたみがあまりなくなってしまっていますが、L-03Dなど、この機種が対応しているUSBスティック型の3G/LTE端末を持っている人は手元に持っておくと良いかもしれません。
モバイルPCなどで、MZR-MR150にUSB端子から給電しEtherケーブルで接続すれば、余計なドライバやソフトをインストールしなくても通信できるので、Windows以外のOSを入れたPCでモバイルするには重宝するかもしれません。
ただし、Linuxではusb-modeswitchとpppconfigを使えばL-03Dを直刺しして使えるので、あまり意味ない気もしますか…


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