はじめに

秋葉原のPC-NETジャンク通り店で、EPSON DirectのNP11-KJM1というネットトップPCが売られていました。
本体とアダプターのセットで、スタンド無しで2,017円でした。

NASとかサーバーに転用できそうなので迷わず購入、今回はこのハードウェアをハックしてみたいと思います。

ハードウェアスペック

ハードウェア構成は以下の通りです。
この手のリースアップ系ハードウェアとは違い、HDDは組み込まれたままでした。

CPU Intel ATOM 230 1.6GHz(オンボード)
チップセット SiS672+SiS968
メモリ DDR2-800 1GB(最大2GB)
ハードディスク 160GB(SATA接続)
LAN Realtek RTL8111DL(GbE)
オーディオ Realtek ALC662

付属のアダプターは19V2Aで、通常のノートPCに付属しているものくらいの大きさです。

以下、参考。

インターフェースは以下の通りです。

・アナログRGB×1
・Line Out×1
・USB端子×6(背面4、フロントカバー内2)
・Headphone端子×1(フロントカバー内)
・Mic端子×1(フロントカバー内)
・DCジャック(メス)

分解

ネジを6箇所外すと分解可能です。(うち2つはフロントカバーを外した中にあります。)
ネジを外した後、ヘラなどを隙間に入れ、噛み合わせのツメを外していきます。

CPUにファンはついておらず、ヒートシンクのみでした。(一方、NP11-KJM2はファンつきの模様。)
メモリはDDR2 SO-DIMMで交換可能です、標準でDDR2-800 1GBのメモリが装着されていました。

SiS672のスペックによれば、最大2GBのものまで増設可能です。
実際に手元のDDR2-800 2GBのメモリに交換しみましたが、無事認識しました。

HDDは標準の2.5インチSATA形式のものです。
SiS968のスペックによれば、HDDはSATA2に対応し、300MB/sの転送速度が出るようです。

回転するものはHDDのみで、かなり静音です。

BIOS

BIOSの最新版はEPSON Directのページからダウンロード可能です。
http://faq.epsondirect.co.jp/faq/dl/app/servlet/qadoc?QID=010844

BIOSはAMI製でした。

試しにFreeBSDをインストールする

CPUの性能的に、Windows 7では使い物にならなそうなので、FreeBSDを入れてみます。

ATOM 230はAMD64に対応しているので、64bit版のFreeBSD 10.3-RELEASEをインストールしました。
特に問題なくインストールできました。

Intel以外のチップセットということで懸念していたACPIも、問題なく動作しています。
メモリのうち、問答無用で128MBがグラフィックに割り当てられているようです。(割り当て量は変更できないみたいです。)

まとめ

以下の特長から、小型サーバにしたり、NASにしたりすると良いかもしれないです。

・標準の2.5インチのSATA HDDが使える。
・非常に静音。
・省電力。
・USBキーボードを刺してなくても起動する。


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