自分が書いたperlスクリプトにおいて、どんなサブルーチンを使っているのかを確認したいケースは結構あるのではないかと思います。
このページでは、perlスクリプトを利用して、perlスクリプトの中からサブルーチン名を抽出する方法について説明します。
論より証拠、ということで、まずは実証するサンプルコードをご覧ください。
sub fold { my($aArray)=@_; my(@tResultArray)=(); for(my($tCount1)=0;$tCount1<=($#$aArray);$tCount1++) { my($tIsExist)=0; for(my($tCount2)=0;$tCount2<=($#tResultArray);$tCount2++) { if($tResultArray[$tCount2] eq $$aArray[$tCount1]) { $tIsExist=1; last; } } if($tIsExist==0) { push(@tResultArray,$$aArray[$tCount1]); } } return @tResultArray; } my($aTargetFile)=$ARGV[0]; my(@tSubroutine)=(); open(DATA_FILE,'<'.$aTargetFile); flock(DATA_FILE,1); my(@tFileData)=<DATA_FILE>; close(DATA_FILE); my($tContent)=join('',@tFileData); while($tContent=~ /\&([a-zA-z0-9_]{1,})\(/g) { push(@tSubroutine,$1); } my(@tFoldedSubroutine)=&fold(\@tSubroutine); for(my($tCount1)=0;$tCount1<=($#tFoldedSubroutine);$tCount1++) { print $tFoldedSubroutine[$tCount1]."\n"; }
sub test1 { print 'subroutine test1 called!'."\n"; } sub test2 { print 'subroutine test2 called!'."\n"; } &test1(); &test2(); &test1(); &test2();
このサンプルコードで被抽出コードからサブルーチン名を抽出してみます。
実行結果は以下の通りです。
$ perl getSubroutineName.pl sample.pl test1 test2
このプログラムで一番重要なのは「while($tContent=~ /\&([a-zA-z0-9_]{1,})\(/g)」の部分で、「&hogehoge(」のようなサブルーチン呼び出しの箇所を抽出し、「hogehoge」の部分のみ配列に格納します。
また、perlスクリプトの中では同一のサブルーチンが複数回呼ばれる可能性があるため、foldサブルーチンを呼んで重複する呼び出しを畳み込んでいます。
上記のサンプルコードでは「&hogehoge (」や「&hogehoge」のようなサブルーチンの呼び出し箇所を抽出することはできません。
もう少し正規表現部分を弄れば対応できると思いますので、トライしてみてください。
かなりの私は面倒臭がり屋なので、自分が作ったスクリプトでちょっとでも他のプログラムに転用できそうなものはサブルーチン化し、機能ごとに共通ライブラリとして保存しています。
この「共通ライブラリ」は結構便利なのですが、ちょっとしたシェルスクリプトを書くときに、使ってもいないサブルーチンが実装されたファイルをいちいちrequireするのはスクリプトの呼び出しのオーバーヘッド等もあり、あまり上手いやり方には思えません。
そうした時に、自分が書いたスクリプト内で使っているサブルーチンだけを共通ライブラリから切り出し、ひとつのファイルにまとめられたら便利ですよね。
上記のサンプルコードでは、「スクリプト内で呼んでいるサブルーチン名を抽出する」ことが出来ます。
こちらとあわせれば、利用しているサブルーチンのみ共通ライブラリから切り出すことが可能になりますので、是非ともお試しください。
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