「桜」というと、染井吉野を思い浮かべる方が多いと思いますが、この染井吉野、実は自然に増えることができない品種だそうです。

その美しさに惹かれた人間が接木をしたりして増やし、それが日本津々浦々に広がったのだそうです。

桜前線ができるのも、遺伝子的にまったく同じ木なため、同一条件では同時に開花するためだとか。

また、染井吉野は他の桜の品種より短命で、60年もすると殆どの木がだめになってしまうとのことです。

人が百年放っておくと無くなってしまう染井吉野、その切なさが美しさをより引き立たせているのかもしれません。


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