非常に負荷が高いサービスを構築する際、同一機能を持つ複数サーバを並列に並べ、リクエストを各サーバに順番に割り当てていく負荷分散の方式を「ラウンドロビン」と言います。

この「ラウンドロビン」という言葉、以前ちょっと気になったので語源を調べてみたのですが、17〜18世紀フランスで、農民が領主などの権力者に対して申し立てを行う際に、首謀者が誰であるのかを明らかにしないために、丸い(round)リボン(ribbon)に発起人の署名を集めたのが語源だそうです。

当時のフランスでは、申し立てを行った首謀者の首を刎ねるのが、申し立てを封殺する一番よい方法だったようで、農民はこの方法で数百人の署名を集め、領主に申し立てを行ったそうです。(領主もさすがに数百人の首を刎ねることは出来なかったのでしょう。)

今の意味からは想像もつかない語源ですね。


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