よくケータイの不具合として「リセット」が挙げられますが、実はすべてのリセットが不具合によって起こっているわけではないんです。

ケータイのような組み込み機器向けプラットフォームでは、プログラムが一定時間CPUを占有している場合にリセットを掛ける「ウオッチドッグタイマー」という仕組みを用意し、プログラムが長時間にわたり暴走することを防いでいます。

こっそり待ち受けに戻っているリセットの場合は、ほとんどこの「暴走防止」の意図したリセットだったりします。(まあ、リセットの引き金を引く「暴走」は不具合なんです けどね…)

ケータイソフトウェア開発者は、こういう小技を用いて、携帯電話が致命的な状態に陥ることを未然に防いでいるのです。(単に不具合を誤魔化しているともいえますけど…)


ひとつ新しい記事へ / ひとつ古い記事へ