今年は、かのEinstein博士(発表当時は「博士」ではなかったようですが)が特殊相対性理論を発表して100年の記念すべき年です。

博士は、当時の物理学の最大の謎で、だれも説明できなかった

●「光の速度は、どのような運動をしている人から見ても一定である」

という現象を説明するために、

●「運動する人から見た光の速度が変化しない式」

を作成し、早い速度で移動するものの周りの長さを短くしてしまったり、

何人も光の速度を超えて移動できないようにするため、

●「光の速度に近づくと、ものの重さが際限なく重くなる式」

を作成し、物体に加えるエネルギーが質量になる(逆も然り、すなわち、質量をエネルギーに変えられる)ことを導き出しました。

原則を原則として受け入れ、逆に人間が何気なく信じている世界の構造を疑ってかかった博士は、確かに天才なのでしょうけど、相当な頑固者だったに違いありません。

ちなみに、相対性とは、「お互いにどちらも価値を持つ」という意味だそうです。

特殊相対性理論の話の中で出てくる

「光速度のロケットに乗った人から見ると、地上の人の時間は遅れて見えるが、それと同じく、地上の人から光速度のロケットに乗った人を見ると、ロケットに乗った人の時間は遅れて見える」

という現象が命名の由来らしいですが、博士はこの名称を気に入っていなかったそうです。

博士だったら、どのように命名していたのでしょうか?

興味は尽きないですね。


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