先週後半は母方の祖父危篤の為、車をぶっ飛ばして秋田まで行ってきました。

結局臨終には1時間ほど間に合わず、遺体との対面になってしまいましたが、自分が一番の若手だったこともあって(農村部の高齢化は想像以上に深刻でした…)、悲しむ暇もなく、葬儀の打ち合わせから会場設営(家での葬儀でした)など、色々とやらせてもらいました。

秋田の家は、子供のころ夏休みによく遊びに行った場所で、亡くなった祖父には水車を作ってもらったり、櫓を立ててもらったり、木を切らせてもらったりと、自分にクラフト魂を教えてくれた人なので、淋しさも一入です。

そんな秋田滞在で一番印象に残ったのが「新帰元」という言葉。

新しく亡くなった人の位牌(49日まで利用)の戒名の上に書かれる言葉で、「再び仏の世界に帰って行く」という意味なのだそうですが、私には「人間は自然から生まれて生き、死んで再び自然に帰る」ということを言った言葉に思えてなりませんでした。

かなり勝手な解釈ですけどね。


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